読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

縁側の気持ち

33歳の12月に繋留流産からの自然流産、現在妊活中。目指せポジティブ妊活。

33歳の2月 売野機子という漫画家が好き

漫画

あたしのこれまでのボーイフレンド

みんなテールランプ派だったの

あたしヘッドライトのほうが好き

薔薇だって書けるよ 

 

LEDはきらいだ

この10年で ヘッドライトは様変わり

(中略)

そう思ってたけど 

この

白くて激しい光が

この人の瞳を星混じりにするなら

好きになりそう――

イントロダクション

 

だんなに言わせると私は他の人より黒目の色が薄いらしく、黒目が薄い人は他の人より眩しく感じているらしい。比べようがないから分からないけど。ここのところの電球からLEDへの変化は、信号をハッキリさせ、発車案内を分かりやすくし、ヘッドライトを眩しくしたと思っていたが、こういう表現もあるのか、とハッとさせられた。

 

私はりぼんっ子だ。『姫ちゃんのリボン』『こどものおもちゃ』が大好きで、当時はりぼんを買ったらお小遣いがなくなっちゃって単行本を買えなかったけど、大人になって文庫が出た瞬間に、そりゃ買いますよ。当時おしゃれな子の間で話題になっていた『天使なんかじゃない』もこの年になって買って読んで、胸にグッと来るものがあった。集英社の罠にすっかりハマっていると思う。

 

そんなある日、当日勤めていた会社の近くの本屋で出会ったのが、売野さんの漫画だった。絵にグッと惹き付けられた。平積みしていたあの本屋はセンスが良かったのだ、と認めざるを得ない。

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集

 

 

同窓生代行―売野機子作品集2

同窓生代行―売野機子作品集2

 

 このまぬけな口がたまらん。

タイトルからは想像が付かない、ひとつひとつが異色の輝きを放つ作品群。一度読むと、もう一度読んでしまうのは、心の奥底がキラキラと波打つ様に感じるから。

 

ブログを書いていてなんですが、言葉に出来ない気持ちというのがたくさんあって、8割くらいはそうなんじゃないか、と思っている。そういう気持ちを漫画にしてくれているのが売野機子さんで、心の奥底にしまっていた何とも言えない気持ちが喜んで、キラキラと輝く。こんな気持ちになる漫画は初めてだった。

 

売野機子さんにはまったきっかけは上の2冊だが、新刊も良かった。 

 『薔薇だって書けるよ』で、「ヘッドライトのほうが好き」、とハッキリとヒロインに言わせておいて、今この時代に、「LEDのヘッドライトは嫌いだけど、この人の瞳を星混じりにするなら好きになりそう」、と書けるだろうか。素晴らしい。この人には世界がどんな風に見えているのだろうか。

年齢も近いらしく、たまにツイッターでお子さんの話をしていらっしゃいます。

売野機子 (@urino_kiko) | Twitter

お子さんを育てながら漫画を描く、って想像するだけでも大変。それでも変わらずに心の奥底をキラキラさせてくれる漫画を描いてくれてありがたい。これからもお体に気を付けて、素敵な漫画を世に出して頂きたいものです。

 

妊活のことばかり考えていると、やっぱりどこかで疲れてしまう。そういうときに心の奥底がキラキラ輝く売野機子作品、オススメです。

  

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 不妊(30代前半赤ちゃん待ち)へ
にほんブログ村