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縁側の気持ち

33歳の12月に繋留流産からの自然流産、現在妊活中。目指せポジティブ妊活。

33歳の2月 だんなの手は魔法

妊活

学生時代、仲の良い男の子がいた。私たちは旅行とか好きな音楽とかが同じで、色々な話をした。彼も北海道が好きで、特に旅行の話は良くしたなあ。お互い全く好みでは無かったので、男女とかそういうのも無しでいられた。彼は小柄なかわいい女の子が好きで、私は眼鏡を掛けた人が好きで、恋愛の話も良くしていた。

そんな彼と話していたある日、手をつなぐということが特別だ、という話になった。キスよりも、その先よりも、手をつなぐことがなによりも大事だ、と。私も素直にそう思った。手をつなぐことが一番お互いの温度が混ざる気がしたから。その後だんなと出会い、花火の帰りに初めて手をつないだ。人混み、土の匂い、歩きにくい浴衣、手のぬくもり。特別なもの。とても良く覚えている。

 

俺たち妊活部―「パパになりたい! 」男たち101人の本音

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 手をつないでさえいれば、離ればなれになることはない。(中略)ふたり、ずっと手をつないできたのだから。

 

村橋ゴローさんのエッセイはこう締めくくられている。それまでにも、手をつなぐ、という表現が何度も出てきて、その度に自分と重ねていたのだけれども、締めのこの文章を読んで思わず泣いてしまった。村橋ゴローさんご夫妻も色々な不妊治療を経験しており、喜ぶ日もあれば、泣く日もある。ただ、何があっても手をつないで2人で進む。手をつなぐことが何よりも特別で大事なことである、というのがこのエッセイで表現されていて、それがとても印象に残っている。エッセイ自体も男性から見た不妊治療だけではなく、奥さんの素直な気持ちが綴られた日記の引用もあって、非常に共感できます。ああ、どうにかハッピーエンドでありますように、と強く願いながら読みました。また、エッセイ以外にも不妊治療中の男性へのアンケートや様々なレポートが載っていて、こういう視点もあるのか、こういう捉え方もあるのか、とフムフムと思いながら読みました。読み終わったらだんなの感想も聞いてみたいと思います。

 

「手を繋ぐの好きだよね」と言ったのはだんな。我が家はだんなが汗っかきだから2つの布団を並べて寝ているのですが、それでも手をつなぎたい。朝起きたら手は各自、自由に動かしているのだけれども、寝るときは手をつないでいたい。それは悲しい日も嬉しい日も一緒で、そのぬくもりで安心する。私のだんなの手には魔法があると思う。願わくば、子どもにもこの魔法を教えたい。だんなと手をつないで、どこまでも進んでいって欲しい。そしていつか、自分の手にも魔法があると知る日が来ますように。

 

冒頭の彼はその後かわいらしい方と結婚し、元気なお子さまに恵まれて家族仲良く暮らしている。きっと家族みんなで手をつないで過ごしていることだろう。お互い結婚して疎遠になってしまったが、いつか家族で手をつないでいる写真を送って、あの時こんな話をしたね、と思い出話に花を咲かせたい。

 

sandays.hatenablog.jp

 

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