縁側の気持ち

妊活しながら沖縄旅行計画中の北海道大好きな33歳の日々。

33歳の6月 CDの衰退を目の当たりにして青春を振り返る

だんなと新宿で食事をしよう、と約束したのに家に携帯を忘れてしまった。慌てて取りに帰り連絡すると、じゃあTSUTAYAにいるね、という言葉。なにか借りたいDVDでもあるんだろうか、と思うと、こんなことをやっていた。

twitter.com

新宿TSUTAYAのツイッターより

とりあえずユニコーンUNICORN.JPのデビューアルバムを購入。私がユニコーンにはまったのは中学生の頃、そのときはもう解散していたので(現在は再結成されてますね)、当時中古CD屋をいくら探しても見つからなくて心残りだったんです。他のアルバムも見たけど、この曲聞いたことあるなあ、と思って購入を見送る。でも家に帰ると、意外にCDを持っていないことが判明。CDレンタルしてテープにダビングして、ヘビロテしてたんですなあ。ということで今日再び行って買ってきました。

在庫の豊富さで有名な新宿TSUTAYAが遂にCDレンタルから撤退してしまうのか、と思ったら、それは改装の間だけのようで。工事前に行ったことがある方なら分かると思うのですが、新宿TSUTAYAは特殊な建物で、カラオケ館を挟んで右と裏側にビルがあります。そのビルを1つずつ工事して綺麗にしていたのですが、2つを繋ぐ工事を11月まで行うそう。その間は空にしなければならないので、レンタルCDを中古で販売しているとのこと。11月以降はCDレンタル専門館としてどこかでやるかも、と店員さんがおっしゃっていました。とはいえ再度CDを用意するにしても古いものは手に入りにくいだろうし、やはり最近のものがメインになるのだろうなあ。

そういえばロック好きの友人が転職活動をしていた。個人経営のCD販売店に勤めていたのだが、売れなくて辞めざるを得なくなった、という。正直こんなに早く配信にシフトするとは思わなかった、読みが甘かった、と言っていた。現場にいる人間がそう言うんだから、音楽のCDから配信への方向転換は、書籍の紙媒体から電子媒体への方向転換より何倍も早く進んだのだろう。新宿TSUTAYAも、今CDを全部売って11月まで一切レンタルしない、ということはCDレンタルがさほど重要ではないことを暗に示している。

ただ、CDとMDとテープに囲まれた青春時代を過ごした33歳の私としては、やっぱり寂しい。中学生にはCDは高級品、レンタルも数を絞って旧作になってから。それをテープにダビングし、自室のラジカセで聞く。何度も何度も、繰り返し。時にはラジオを録音したり、Mステを録音したりして。友だちとテープを交換。A面B面を裏返す。それが15年後には配信になり、CDもMDもテープもいらなくなってしまった。たった15年。裏返す必要も無く、時間の制約があるわけでもない。延々とダウンロードすることが出来、延々と聞くことが出来る。ちっちゃなポータブルプレーヤーさえあれば、なんならスマホさえあればそうやって再生することが出来る。高校生の頃、近所にあった個人経営のCD屋で新作のアルバムを買って、ワクワクしながら家に帰って、居間のデカいコンポでダビングして、部屋のラジカセで繰り返し繰り返し聞いた。あの日々はもう帰ってこないのだなあ。

良かったこともある。気になる音楽があると、すぐ手元に残すことが出来る。『カルテット』火曜ドラマ『カルテット』|TBSテレビの主題歌「おとなの掟」をすぐダウンロードしたのはだんなです、はい。ドラマの主題歌とかCMの曲とか、気になったら手元で検索してダウンロード。CDの時代だったら、あの曲なに? とか友だちに聞いて、CD屋に行って探して、レンタルあるいは購入してダビングですからね。それが5分かからないで出来ちゃう。すごいもんです。

しかし実家にあるMDとテープはどうしよう。思い出が詰まっていて、なかなか捨てられない。今でも落ち込んだときやどうしようもならなくなったとき、頼るのはあの時代に聞いた音楽たちで、それは私の頭の片隅で延々リピートされている。あの音楽たちは、今の私を形作る大切な要素で、私の青春そのものなのかも知れない。そしてその音楽たちがあるのは、なんと言ってもCDとCDレンタルのお陰なんだ。